運輸業の8割「45歳以上が半数以上」

カーゴニュースでこんな記事を見ました。
運輸業の現場では、81.7% の企業で「45歳以上の正社員が半分以上を占める」という調査結果が出ているそうです。やっぱりそうだよなぁと感じます。現場をのぞくと、ベテランの方が多い印象を受けます。
まあ、私自身が45歳以上なのですが。。

記事によれば、大企業は構造改革で早期退職や役職定年を導入する動きが強く、直近3年以内に早期・希望退職を募集したのは 大企業が2.8%、中小企業は0.7%。その差は約4倍になります。
一方で、中小企業は人が限られている分、ベテランの力を頼りにする傾向が強いようです。
そのため 中小企業のほうが64.6% と、さらに高い割合になっているのですね。

運輸業だけでなく、金融・保険業では75.0%、不動産業も71.3%と、さまざまな業界で45歳以上の社員が中心になっています。
また、役職定年の導入率は 大企業が41.0% に対し、中小企業は17.8% と、ここでも大きな差が見られました。

最近は「若手が少ない」という課題もあり、業界全体でロボティクス化やオートメーション化を進める動きが強まっています。効率化を図りながら、現場をより少ない人数で回せるようにする取り組みは、これからますます必要になっていくでしょう。
それでも、長年ハンドルを握ってきた方や荷物をさばいてきた方の知識と経験は、すぐには置き換えられないものです。だからこそ、老獪な知恵を活かしながら、スムーズに次の世代につないでいけるといいなと感じる次第です。

現場は、世代や技術をまたいで、これからも動き続けていくはずです。
ニュースの記事を読みながら、あらためて「人が支えている産業なんだな」としみじみと感じました。

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